門限5時

「雪の後は波がある」よく聞く話である。実際僕もサーフィンの師匠に聞かされた。これは考えてみると、太平洋側で雪がふることが多いのは冬から春にかけた期間。季節の変わり目で低気圧が太平洋上を発達しながら進むためだ。このジンクスに似た波がある一説は、一回もはずしたことがない。今回波情報では、はっきりとサイズアップすると明記してなかったが、絶対波が上がることを確信していた。

昼に鎌倉に到着。たぶん他のポイントの方がコンディションがいいとは思うけど選択枠に入るのは駐車場料金。腰越から雪の積もった歩道を走り視界に鎌倉の海岸が広がる。冬はサーファーが少なくなるって話はもう過去の話なのか。スープの先にはサーファーがひしめきあってる。サイズはたぶんセットでカタ位。

久々のサーフィンでストレッチをやってる時間がもったいない。取り付かれたようにゲット。乗った感じはと言うと、ちょっとクセがありトロい。それにポイントパニック気味。テイクオフの争奪戦。いい場所を外すと今度は波がこない。やはり波を奪わないと波に乗ることはできない。「クアーゴアー」の威嚇に耐える。舌打ちされても耐える。等塩水の中でもストレス社会。

それでなぜサーフィンやるのと思うけど、いい波乗った時。いいアクションができた時。僅か数秒のため。特にディープなチューブに入った時など、確実に2週間くらいはHappyでいられる。その時の感覚を思い出しニヤっとするのだ。その感覚を求め波に乗り続ける。そして江ノ島に太陽が隠れはじめる。最後の波これがまた重要。その日のサーフィンの印象を決める。確か腰越漁港の門限が5時。日が暮れだしたからタイムリミットはもう僅か。昔タウカンのキャッチフレーズにONE MORE WAVEってのがあり、このスチュエーションの時いつもこのフレーズが思い浮かぶ。結局いい波乗れずじまいで、変な訳の解らない波でフィニッシュ。

まあー久々の波乗り楽しかったなと思いながら、駐車場に急ぐ。今何時なんだろう。無情にも駐車場の鍵は固く閉ざされていたのだ。

Date Posted 2/5/2008
weird writing by GHOST WRITER